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好きなものを語ります。 本宅(http://chickpig.nobody.jp) 整頓中。

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2024 
September 08
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2015 
January 01
※この記事は常に一番前に表示されます

レビューは全部ネタバレだと思ってください。
 
 
未見の方でもある程度筋がつかめる程度にあらすじや人物の紹介はしていますが、
ネタバレについては全く考慮していません。
お嫌な方は、本作をご視聴後の閲覧をお願い致しますね。


(以下は、管理人の好みや語るにあたってのモットーです)
 
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2014 
March 08
【ご注意!】
・ホビット一回目突撃
・映画情報やネタバレじゃ極力避けてほぼまっさらの状態で挑みました
・原作は3部終了後を予定。
 (指輪原作にて誰がどうなりどうなるか程度は把握してますが過程は知らない)
・内容は多分かなり前後してます
・「まっさらな状態での初回感想」ということで、記憶違い・設定間違いはお許しください。
・大丈夫な方は続きからGO!

2013 
May 26
LOTRにおけるフロドたちの旅路は、中つ国の運命を握る壮大な責任を伴うものでした。
小さな命が1人で背負うにはあまりに大きな闇の力を懐に入れて、
フロドはホビット庄を出てからずっと、覚悟を湛えた悲壮な瞳をしていました。
闇の力は強大で、容赦なく旅の一行を追い詰めていく。
彼の旅路の成功は自由の民の勝利を、失敗は破滅を意味していました。

対してビルボの…ひいてはトーリン・オーケンシールドの一行の旅路を見守りながら
何よりも嗚呼…!と感嘆のため息をついたのは、
「世界にとって、彼らがドラゴンを退治しに出かけても、出かけなくても、どうでもいい」
ということでした。
ドワーフの小さな一団が
長い旅の果てにドラゴンを倒して再び山の下に栄えようが、
たどり着けずに野垂れ死にしようが、
大きな世界の視点は、全部飲み込んで何も変わらないのでしょう。

時に『ただの自然』に翻弄され、うっかりゴブリンたちの巣窟に転がり落ち、
昔の確執に苦しみ悩んだりしながら、彼らは決死の覚悟で進んでいく。
彼らに寄り添えばそれは生々しい生き様であるのに、遠くから見れば喜劇にすら見える。
なんてちっぽけで、なんて勇敢で、なんて愛おしい。
そして、そういう彼らと苦難を分かち合い一緒に歩いてくれるガンダルフと、
巻き込まれるような形で道行を共にしたビルボにもまた、いっそうの愛が深まるのです…


2013 
May 19
LOTRをこよなく愛した私にとって、
10年の後に再びサーのガンダルフやビルボにフロド、エルロンド卿を
もう一度同じキャストで見られるのは信じられない僥倖でありました。

再度のキャスティングの中でもいっとう感動したのは、
クリストファー・リー氏のサルマンがもう一度見られたこと、
そして前作をはるかにしのぐ美しさのガラドリエル様に拝謁賜れたことです…!

クリストファー・リー氏は本当にご高齢なので、
他映画でお声だけで参加されておられるのを見かけたりすると
「ああお元気でしたか…!」と祈るような気持ちになります。
あの水に沈む大樹のような静謐な佇まい、まっすぐな背筋、
そして体に洞窟があるかのような美声…
存在そのものが若手たちの後ろをどんと支えるかのような、掛け替えのない宝物のよう。
いつまでもお元気でいてほしい、ご無事でいてほしい、切ない気持ちでお慕いしている役者さんです。

そして、そしてガラドリエル様…!
ケイト・ブランシェットが演じる彼女は、私の中の一つの美の極致なのです。
前作の彼女のイメージを何一つ崩さぬまま、さらに美と迫力を付加された今作。
また貴女にお会いできて、どれほど嬉しかったことか!
奥方様! ああ奥方様! なんと麗しい!

2013 
May 17
顔も知らない大量のドワーフが乗り込んできて、散々しっちゃかめっちゃかされた後の静かな朝。
もはや誰もいない整然と片付いた家にビルボ1人が残されて、
ふと視線を落としたテーブルの上には、
自分の名前を書くための空白があけられた契約書。

そして 

ハンカチも持たずに彼は飛び出した。
「冒険に行くんだ!」
そんな理由で、誇らしげに。
「土産話もできる」「世界を見る」
そんな理由で、子供みたいに美しい故郷を出た。


その旅が自分に、後の世界に、何を及ぼすかなんてこの時まだ考えもせずに。



ドワーフたちに比べてずっとずっと薄い動機が
戦争のない国で日々暮らしていられる自分には逆に生々しくて、
「い、いいの!? ちょっとだけ気持ちわかるけど、でもああ自分には無理だ…!」とおろおろしながらも、
「ああそれでも、貴方はいくんだね。行きたいって気持ちでこの時飛び出したんだね」
と、悲しいような、愛しいような、甘く切ない気持ちでホビット庄を飛び出していくビルボを見送ったのでした…
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